プロフェッショナルのための思考の使い方【クリティカルシンキング】
突然ですが
私たち人間は「考える」という行動を1日に何回行っているかご存知ですか?
なんと、、、
約6万回も考えているそうです💡
約9割は昨日と同じことを考えていて、8割はネガティブな内容だそうです。
仕事をしていると、
日々の業務の中で起こるトラブルや課題の解決、新しい施策の立案など
考える時間が多くなり悩むことがありますよね。
誰でも出来ることなら悩みたくないし、失敗もしたくないと思います。
今日は考え、悩むことの多い仕事中に
役立つ思考の使い方をお伝えしていきます🌈
クリティカルシンキング
Critical Thinking(クリティカルシンキング)という言葉を聞いたことはありますか?
直訳すると、
「批判的思考」で、物事や情報に対してまず疑問をもつ、という思考法です。
しかし、何でもかんでも批判したり、否定するということでもありません。
現状の課題や問題が何か、
その出来事や事実を「批判的」に捉えて、本質的な課題は何か、それに対する仮説・回答は何か
ということを網羅的に、かつ深く考え抜く思考法のことを言います。
クリティカルシンキングを活用することで、
計画立案や問題可決、そして意思決定の基盤や技術を築くことができます。
また、仕事上で円滑なコミュニケーションも手助けしてくれます。
クリティカルシンキングが求められる理由
コミュニケーションツールの
導入が進み進化していることで
「意見のすれ違いに気づかないまま業務を進めてしまっていた」
なんてことはありませんか?
相互に理解しあっている、
わかりあえていると簡単にジャッジするのではなく
むしろわかりあえていない、
理解できていないと考えて
自分の認識を批判的に見る方が
チームのメンバーの意図を汲み取りやすくなったり、自分の考えを伝えやすくなります。
クリティカルシンキングの例
上の文章だけ読んでも、ちょっと難しくてよくわからないですよね🫠
例を挙げてみます!
・新治療が始まり広告Aと広告Bに掲載したところ100名から予約が入った
・広告A、Bどちらも50万円をかけて掲載した
・広告Aからは80名、広告Bからは20名の予約が入った
ここでクリティカルシンキングを使うと・・
・そもそも何人から応募があれば良いのか?
・100万円で100名の予約というのは本当に良いのか?
・広告A、B以外の媒体はないのか?
上記のように
・なぜ
・どうして
・そもそも
など、疑問を持ち考えてみることが大切です。
クリティカルシンキングの考え方
①目的は何かを常に意識
「何のために考えるのか」を事前に明確にしておくことが重要です。
部分的な検討で止まってしまったり、意味のない議論をせずに済みます!
②問い続ける
一つのアクションプランを進める中でも状況は変化していきます。
臨機応変に対応していくために、問い続けましょう。
そうすることで、クリティカルシンキングのレベルがあがっていきます。
③自分にも他者にも思考の癖があることを前提に考える
チームでお仕事をする場合には、
暗黙のルールについても理解しておきましょう。
価値観、思い込み、偏見など思考に関する暗黙のルールがあります。
・この他に取るべき策はないか
・他の要因は考えられないか
等、客観的な視点からの思考を続ける必要があります。
クリティカルシンキングから得られるメリット
クリティカルシンキングには
・検討内容の漏れや矛盾をなくすことができる
・本質を見極めることができる
・解決や意思決定の効果が高まる
などのメリットがあります。
クリティカルシンキングの4STEP
①ゴールを明確にする
・どんな状況を実現させたい?
・なぜこれをやるの?
のような問いかけを行って、
目指すゴールとその期限を決めましょう。
②現状を分析する
最初に設定したゴールやそのレベル
また期限に向けて
現状がどうなっているかを細部にわたり調査します。
この調査が細かければ細かいほど、次のステップが進めやすくなります!
③課題を見つける
現状とゴールのギャップに何が存在しているか?足りないか?
を考えましょう。
出来る限り客観的な視点を持って問うことが重要です。
④解決のためのアクションを考える
・だれが
・何を
・いつまでに
・どこで
・どのようにして
解決していくかを考えます。
クリティカルシンキングの鍛え方
①日常でもクリティカルシンキングを意識する
日頃から意識してクリティカルシンキングを行うことが重要です。
日常業務においてもクリティカルシンキングを用いることが出来る場面は多いため、
意識して行いましょう!
②会議や打ち合わせで積極的に用いる
クリティカルシンキングは、
特に課題の洗い出しや解決策の検討と相性が良いです。
会議のメンバーがクリティカルシンキングを理解して、
活用しながら議論することをルールにすると
質疑の活性化に繋がり、スムーズで客観性の高い本質的な議論が実現できます。
まとめ
なんでも鵜呑みにせずに
仕事を行う上でまず疑問を持って物事に接する姿勢がつくと
物事の本質を見抜く力がつきます。
※先述の通り、「なんでもかんでも否定する」のは絶対にNGです💭
お客様が「早く帰りたい!」と言って怒っているとき・・
「帰りたい」という言葉や「怒っている」という事実だけを受け入れるのではなく
なぜ帰りたいのか?怒っているのは「帰りたい」という理由だけなのか?と
問いかけてみると
何か別の寄り添うべき事実や
解決すべき問題が見えてくるかもしれませんよね。
このように日々の業務でもクリティカルシンキングを使うことで
相手とのラポール形成にも役立ってくれます💡
なお以前投稿した【シゴデキ】の条件も合わせて読んでみると
これからのお仕事のヒントが見つかるかもしれません🫧
是非クリティカルシンキングをトレーニングして
プロフェッショナルなビジネスマンになりましょう!