【教えるのが苦手なあなたへ】OJTで成功するためのヒント

仕事

誰かに仕事を教えるのって、簡単なことではないですよね💭

・初めてプリセプティを持った
・プリセプターは経験があるけど新卒を初めて担当する
・メンターを初めて経験する
など様々な背景があるので、「教える悩み」と言っても一つではないですが
悩みを抱える方のヒントになればと思いこの記事を書いています⭐

では早速、教える際に理解しておくべき「OJT」について説明し、「教え方」のコツを伝えていきます!

 

OJTとは?

皆さんは「OJT」という言葉を聞いたことはありますか?
OJT(On the Job Training)とは後輩や部下に現場で仕事をしてもらいながら、業務を通して教育や指導を行うことを言います。

プリセプターからプリセプティへ、役職者から部下へ等、現場で行っている教育・指導はすべてOJTに含まれますね!
「自分が先輩や上司からどう育ててもらったか」という経験はもちろん大切ですが
新人さんが皆さんと同じような思考を持っているとは限りませんので
「私はこう育ててもらったから」という考えでは後輩や部下指導はうまくいきません。

大前提として教育は簡単ではないですし絶対解は存在しませんが
どんな新人さんや部下を担当することになっても乗り越えていけるよう、方法を知りましょう🌈

教え方のコツ1.OJT教育の4つのSTEP💡

OJTを成功させるには、まず以下の4つを順番に行う必要があります。

STEP1. 育成計画の立案
STEP2. ティーチング(相手にとってわかりやすい指示&指導)
STEP3. 適切なタイミングでの報連相
STEP4. 成長を促すほめ方と叱り方

これだけ見てもよくわかりませんよね🤔詳細を説明していきます!

\育成計画の立案/
「いつ」「だれが」「何を」「いつまでに」を決めておきましょう。
突発的に「あれやろう」「これやってみよう」と指示や提案を出すのは、新人さんにとって頭の整理が必要な場合が多いです。
教育する側・される側で計画表を共有することもマストです!
スムーズに進んでいれば承認し、遅れを取っている場合は理由を明確にし一緒に解決策を考えましょう。

\ティーチング(相手にとってわかりやすい指示&指導)/
相手にとってわかりやすいかどうか がポイントです。
教育者が「自分ならこう言われれば理解できる」ではなく、「相手に伝わるか・理解してもらえるか」を考えましょう。

どう伝えるのが相手にとってベストなのか想像してもわからない場合もありますよね?
はじめのオリエンテーションなどで、「新しいことを学ぶときってどんな方法が覚えやすい?」と一言聞いてみるのはいかがでしょうか。
「資料やマニュアルを黙々と読み込む」「動画や写真で覚える」「自分なりにノートなどにまとめてみる」など、頭に入りやすい方法は様々です。

指導をする際もむやみやたらに口頭で伝えるだけでは伝わらない場合もあります。
「何度伝えても伝わらない」と感じた経験はありませんか?
耳から入ってくる情報を自分の中で腑に落とすのが苦手な人なのかもしれませんね。
起きたことを一旦紙に書き出してみて事実や時系列を視覚的に見てみると、何が足らなかったのか・今後どうすべきかを見つけやすくなったりするかもしれません。

\適切なタイミングでの報連相/
後輩から先輩、上司に対して適切な報連相のタイミングはどんな時かと言うと、

・ミスやトラブルが起きたとき
・計画していたことが上手くいったとき
・作業や対応が一区切りついたとき
・計画の進め方や内容が変更になったとき

などです。後輩から報連相をしてもらえるよう、事前に報連相のタイミングについてすり合わせしておきましょう!
ネガティブなことだけでなく、ポジティブなフィードバックもできるよう、上手くいったことも報告してもらえる環境にしておくと良いですね🌈

\成長を促すほめ方と叱り方/

ほめ方
1)まだ信頼関係が築ききれていないOJTの初期段階
「感じ良いね」「笑顔がすてき」など第一印象を褒めましょう。
2)特技や長所がわかってきたら・・・
「話し方が上手」「正しい敬語が使えている」「寄り添った対応が上手」「クレドの〇〇に添った行動が出来ている」等、具体的な事例を出して伝えましょう。

𠮟り方
1)𠮟るべき内容なのかを判断する
叱る前にきちんと教えていたのかを確認しましょう。
コツ1.で伝えた通り、「言った」と「伝えた」「教えた」は異なります。
2)叱るタイミングを慎重に決める
緊急時以外は相手の仕事がひと段落したタイミングにしましょう。
3)フォロー
ただ叱るだけでなく、自分の失敗談や相手への期待、日々の承認を伝えましょう。
後輩が失敗を次に活かして成長できるよう、叱ったことを引きずらないようにしましょう。

教え方のコツ2.OJTで指導する際の注意💡

教育をしていると、時には言いたくないことも言わないといけないタイミングがありますよね。
相手に伝わる指導をするために、注意事項を知りましょう。

育成
〇:後輩に自らの欠点を自覚させ、合わせて長所を気づかせる
✕:好き嫌いや忙しさ、プライベートな要因等、個人的な感情を優先

改善
〇:「叱り方」で書いたようなフォローを入れ、叱責前の状況よりも引き上げるための努力をする
✕:フォローなし。フィードバック後も同じ叱責をひきずり繰り返す

目的
〇:叱責の必要性が明確で、その必要性が部下にも伝わっている
✕:第三者から見ても叱責の理由が理解できない

配慮
〇:人目につく叱責は極力避ける
✕:不用意に人前で叱責する

「相手のため」と思って、上記のNGの項目にあるような行動、指導をしてしまっていませんか?
場所や機嫌などは無意識な場合もあるので、周りが一声かけてあげることもできるかもしれませんね!

 

まとめ

いかがでしたか?
既に教育を初めていて悩んでいる方も、次の面談時までに改めてご自身の指導方法を振り返ってみてください!
「知ってるよ!」という内容もあったかもしれませんが、「知っている」と「できる」は違います。
今一度「できている」かを確認してみてくださいね。
先月、「Z世代と上手に関わる方法」についてもまとめているのと、
教育部が作成した現場指導プログラムも併せて確認するともっとお悩みが解消されるかもしれません^^

みなさんのOJTのヒントになり、お悩みが少しでも減って「教育って楽しいかも」と思ってもらえることを祈っています⭐

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